見出し画像

いしかわWORK&LIFE教育中間成果発表会【地域理解・キャリア教育】

11月16日、本校体育館にて「いしかわWORK&LIFE教育中間成果発表会」を開催いたしました。


午前の部 「地域創造探究」中間成果発表

午前の部は、地域創造探究(総合的な探究の時間)での活動内容の発表です。1学年は、9月に訪問した石川町の6つの自治センターで体験したこと、そして考えたことについての発表を行いました。

1学年のこれまでの主な活動経緯については、こちらをご覧ください。

6つの自治センターに関する発表を、中谷、野木沢、山橋、石川、沢田、母畑の順に行いました。この週の初めに行った1学年の予選会を通過した発表だけあり、いずれも聞きごたえがある発表です。
 スライドの一部を紹介します。

中谷自治センターを訪れたグループの発表より
自分たちで収穫した野菜を使って調理体験をしました
山橋自治センターを訪問したグループの発表より
様々な提案がありました
本校から徒歩5分ほどの場所にある石川自治センターを訪れたグループ
指導を受けて製作した作品について発表と作品の展示をしました

続いて、2年生の発表です。2年生はそれぞれの生徒が設定した課題について探究をした途中経過についての発表でした。これまでの主な活動経緯についてはこちらをご覧ください。

今回の中間発表では、学年で選抜された6グループが発表を行いました。様々なベクトルを感じる発表内容です。テーマもとてもユニークなものが目立ちました。
 ① 石川町の魅力を伝えるサイクルコースづくり
 ② アロマオイル加工
 ③ 地元の魅力を引き出す商品開発
 ④ 魚の絶滅危惧種と外来種について
 ⑤ 玉川村をPR!~さるなしについて~
 ⑥ ドライフラワーってなんだろう

スライドの一部を紹介します。

発表③より
中谷自治センターを訪れました 
今後は、ここで栽培、収穫したサツマイモの商品開発を進めるそうです


発表⑤より
石川町のお隣、玉川村特産のさるなしについて探究した生徒の発表
さるなしへの熱い思いを伝えてくれました
発表⑥より
ドライフラワーの作り方を地域の方から学びました
様々な花を使ってドライフラワーを作成していました
今後は、ドライフラワーの作品作りが目標ということです

2年生のいずれの発表も、生徒たち自身が「自分の言葉」で発表を行っており、ぜひ「伝えたい」という気持ちが前面に出ていました。これからの探究のさらなる展開に期待したいですね。

午後の部 「キャリアチャレンジ」中間成果発表

午後の部は、キャリアチャレンジグループの所属する生徒の発表です。2年生8名と3年生の18名が発表を行いました。

2年生の発表 石川町役場様での実習についての報告

2年生の発表は、前期実習(4~7月末)についての報告です。それぞれが丁寧にスライドを作成して、他の生徒たちに伝えようとしていました。
2年生前期の実習先は次の通り(敬称略)
 ① 石川町役場  
 ② 石川町立第二保育所  
 ③ 石川町文教福祉複合施設(モトガッコ)
 ④ ユキ美容室
 ⑤ (株)お菓子のさかい
 ⑥ (有)井筒屋
 ⑦ シーエージー(株)
スライドの一部を紹介します。

発表②より
保育士志望の生徒 実際に保育所で長期実習に臨んだことを報告してくれました
発表③より
発表では背ラベル張りの実演も披露してくれました
発表⑦より
製造業の面白さ、奥深さを伝えてくれました

続いて、3年生の発表です。3年生は18名と選択者が多いこともあり、今回は、3名ずつのグループを編成し、事前に設定したテーマに基づいた発表を行いました。
それぞれのグループが「実習の中で学んだこと身に付けたこと」、「実習中に見つけた自分の強みや弱点」、「今後の実習でどんな行動を取って事業所の役に立てるか」について考察してきました。
3年生の発表グループと実習先は次の通り(敬称略)
1 ① 特別養護老人ホーム「 さくら荘」
  ② ユキ美容室 
  ③ 石川町文教福祉複合施設(モトガッコ) 
2 ① (株)和知鐵工所
  ② (有)よしだや
  ③ (有)有松工務店
3 ① 東洋シャフト(株)福島工場(1/2人)
  ② (株)リオン・ドールコーポレーション石川店
  ③ (有)井筒屋
4 ① (有)鈴木畜産
  ② 手打ち中華 天山
  ③ 東洋シャフト(株)福島工場(2/2人)
5 ① いしかわツリートップ保育園
  ② (福)やまと会 愛恵自立支援センター(1/2人)
  ③ 南東北春日リハデイ石川
6 ① 手打中華 餐
  ② 石川町立第一保育所
  ③ (福)やまと会 愛恵自立支援センター(2/2人)
スライドの一部を紹介します。

発表1-③より
美容師志望の生徒による報告 実践的な実習内容を報告してくれました
3-②より
ユニークな素材を用いた印象的な発表でした
発表6より
3人で話し合ったことを簡潔にまとめていますね

中間発表を終えて

生徒たちが時間をかけて発表の準備をしており、誰かに伝えたい!という思いを強く感じる発表が多かったように思います。

地域創造探究での発表では、文字通り、石川地域に根差した探究活動が多く、「自分たちが学んでいる石川町ってこういう場所なんだ!」と改めて認識し、生徒だけでなく、教員側も地域の理解、再発見という点でたいへん勉強になりました。

キャリアチャレンジについては、指導する側としても、これまでに発表の形式や内容について、どのようにすべきかを、時間をかけて議論をし、試行錯誤を重ねて参りました。
今回の発表を終えて、キャリアグループ以外の生徒たちに、仕事の魅力や大変さを伝えキャリア意識を高めさせるという目的は達成できつつあるのかと感じます。
今後も石川町役場様、石川町商工会様と連携をし、魅力と特色のある授業づくりだできればと考えています。

発表をご覧いただいた皆さまには、石川町で学ぶ生徒たちの成長を今後も温かく見守っていただければと思います。次回の発表は2月の本発表となります。