今回の高校２年生地域創造探究授業では、「学年発表」を行いました！
この学年発表では、生徒たちが１学期から実施している探究活動について発表します。これまでの探究活動を振り返りながら、楽しかったことや難しかったこと、その活動からどんな学びを得たか、今後どんな活動をしていきたいかをまとめました。

また生徒たちは、前回の和知さんによるプレゼンテーション講座を踏まえて、「シンプルでわかりやすい」スライドを作成して、発表に臨みました！

和知さんのプレゼンテーション講座の記事はこちらから⇩

学年発表スタート！

学年発表では、２５グループが発表をしました。
グループで活動している生徒もいれば、個人で活動をしている生徒もいます。

探究活動のテーマも、「絶滅危惧種について」「介護の仕方について」など環境や社会に関する課題を扱ったものから、「石川郡の自転車コースづくり」「アニメーション動画で町おこし」などの地域の魅力発信をするもの、「アロマオイルの加工」「美容について」などの自分のやってみたいことに挑戦するものなど、本当に様々です。

発表順は事前にくじ引きで決定していたため、トップバッターの生徒は授業前から緊張していた様子でした。
しかし、その生徒は「終わっちゃえば他の人の発表が少し楽に聞けるかも」と、自身の発表が終わった後の他の生徒の発表を楽しみにしているようでもありました。

発表時間は５分間。限られた時間の中で、相手に伝わるプレゼンテーションを準備してきた生徒たちの発表が始まります！

工夫されたプレゼンテーションの数々

プレゼンの様子を見ていると、和知さんから教えていただいた点を取り入れている生徒が多かったように思います。

スライドでは文章ではなく要点を絞ってかんたんな言葉でまとめていたり、オブジェクトの色やフォント等に統一感を持たせていると感じました。また、写真や動画を挿入し、自分の活動や考えのポイントを押さえ「相手に伝わりやすい」ことを意識しているようでした。
聞いてる生徒も「おお〜！実際に養蜂を見に行ったんだ！」と、学校から出かけて活動をしていたことに関心を示すなど、発表者の活動成果などがしっかり伝わっている様子でした。

発表方法も、スライドにつけたアニメーションに合わせて、抑揚をつけてハキハキと発表していたり、クイズを設けていたりと工夫をしている生徒がいました。
そういった工夫をすることで、聞いている生徒たちをプレゼンに上手く引き込み、笑いを誘いながら発表をすることができていました。

生徒たちの探究活動をちょこっと紹介！

全２５グループの探究活動は全て素敵な発表で、全てをご紹介したいところなのですが、今回は３つの探究発表について紹介をしたいと思います！

・紹介①「アニメで町おこし」
アニメで町おこしをテーマに活動しているグループは、石川町の日常にある心が休まる場所を撮影し、その写真を背景にアニメーションの制作と編集をしました。そして今後はそのアニメーションに作曲した音楽を合わせ、SNSに投稿をして町おこしを目指します！

・紹介②「ドライフラワー」
ドライフラワーをテーマに活動をしている生徒は、実際に作ったドライフラワーを見せながら、どのようなきっかけでドライフラワーを探究テーマとしたのかや、ドライフラワー製作のために行ったこれまでの活動や実験を発表しました。今後はドライフラワーを使った作品を作りたいと計画をしています！

・紹介③「自転車コースづくり」
石川町をもっと活気のある場所にしたいと、町内のおすすめスポットを含めた自転車コースを考えている生徒たちは、自分たちで作ったコースを実際に試走しました。生徒たちからはコース途中にある農園でのおすすめドリンクの紹介や、コースの終わりを温泉にするなど、魅力的なコースの紹介がありました。この試走の際に、生徒たちはコースに上りと下りが多かったことに気がついたということで、今後は走りやすいコースの改善を行うようです！

さいごに

学年発表の前は、自分の探究活動のテーマが曖昧だったり、結局自分が何をしたいのか分からなくなってしまった生徒もいました。

しかし、この学年発表に向けて、これまでの活動を振り返り、情報を整理する中で、自分の興味関心を改めて再発見し、これからどんな実験をしていきたいのかを言葉にして発表することができました。

この学年発表では学年の代表６組を選出しました。
選出された生徒は、全校生徒が集まって探究やキャリアチャレンジの発表を行ういしかわWORK&LIFE教育中間成果発表会の場で発表をします。
全校生徒の前で発表をするので緊張するとは思いますが、胸を張って発表してほしいです！

学年発表を通して、生徒の中には今後の活動内容についてヒントを得られた生徒もいるかもしれません。
そんな生徒たちがこれから地域でどんな活動をしていくのか、楽しみですね！