決意を表明しよう 自由民権運動発祥の地で
9月21日、石川町内の鈴木家主屋及び門(通称:鈴木重謙屋敷)を会場に、本校の生徒会役員選挙及び立会演説会を開催しました。
鈴木重謙屋敷は、明治時代に自由民権運動で活躍した鈴木荘右衛門・重謙親子の居宅です。また、自由民権運動の先導者として、その後、衆議院議長を務めた河野広中に所縁がある歴史的な場所です。
平成29年に現在の形に復元され、まちなかの交流の場として地域の方々の憩いの場となっています。本校では、令和元年より、この場をお借りして、立会演説会と投開票を行っています。
本校の生徒会役員は9名で構成されます。
会長1名、副会長2名、書記2名、会計2名、庶務2名。
今回、候補者ははこの定数を超えなかったため、信任投票という形です。
演説は候補者本人が行いました。温かい声援と拍手のもと、候補者一人一人が自分の決意を立派に表明することができました。
立会演説後、3年生から投票が行われまれました。石川町の選挙管理委員会よりお借りした実際に使用されてる投票記載台と投票箱を用意し、主権者としての意識も育んでいます。
ここ自由民権運動発祥の地で、若者たちが自分の決意を表明し、次世代のリーダーを決定する。そのような若者たち姿を、石川高校(福島県石川実科高等女学校)の設立に奔走した鈴木重謙さんもやさしく見守ってくれていたような気がします。
21日、夕刻に行った開票の結果、無事、候補者全員が信任され、翌日22日に結果が公表されました。
10月2日に本校体育館にて認証式を行い、新生徒会役員が誕生します。
石川高校に、新しい風を吹かせてくださいね。