【高2地域創造探究】地域へ出る!(アポイントメント編!)
現在、高校2年生の地域創造探究(以下、探究と記す)の時間では、生徒が興味を持ったテーマについて深堀しています。
ある生徒は「モテるためにはどうすればいいのか」
ある生徒は「石川郡の観光スポットを巡るコースを作る」
など、生徒たちは自分だけの探究テーマを設定し、それぞれに活動しています!
今回のnoteではそんな数ある探究テーマから、「養蜂に挑戦し、採取したはちみつをつかって商品開発の生徒とコラボする」をテーマに活動している"養蜂グループ”の生徒についてご紹介します!(後半もお楽しみに!)
目次
・養蜂グループについて
・ドキドキの電話1
・ドキドキの電話2
・さいごに
養蜂グループについて
探究の授業では、各自フィールドワークやインタビューを行いたい団体や地域の人を調べました。
養蜂グループでは、「石川納豆」で有名な吉田食品さんにインタビューしたいと早い段階から候補に挙げていました。
吉田食品さんは、大正9年の創業から昔ながらの製造法にもとづき、無添加、完全手作りで「石川納豆」を作っていらっしゃる老舗です。
昨年、ご来校いただいて直接お話を伺う機会があった際に、吉田食品の吉田さんが趣味で養蜂もされているという話がありました。
その際、養蜂に興味を持った生徒4名によって養蜂グループが結成されました。吉田食品さんはこのグループにとって養蜂の原点と言えます。
さらに、これまでの探究の時間を使って調べている中で、日本の市場に出回るハチミツのほとんどは輸入品であり、セイヨウミツバチによって作られたハチミツであるということを学びました。
吉田食品さんは、セイヨウミツバチの養蜂を行っているため、市場に多く出回っているハチミツについて学ぶことができることから、今回のインタビュー先としてアポイントメントを取ることになりました。
ドキドキの電話1
生徒たちは、吉田さんに電話をかける前にグループ内で役割を決め、練習します。
お互いに友人同士ということもあり、おふざけに走ってしまう時間もありました。
しかし、教室を移動して電話を吉田さんにかける直前になると、生徒たちの表情が変わり、緊張の様子が伝わってきました。
「あっ。もしもし」
と始まった電話。
生徒は、所々言葉につまりながらも、見学をさせていただきたいことを相談でき、吉田さんにも快諾していただきました。
しかし、、、
訪問日時を決め忘れてしまいました…。
生徒たちは、後日もう一度電話をして、お伝えすることにしました。
電話を終えた生徒に感想を聞くと、
「見学をしたいという旨の説明はできたと思う。でもどのような経緯で見学をしたいと思ったのかについてはうまく答えられなかった。」
「どんな経緯かを説明できるように、もう一回話したい」
と反省点を踏まえた振り返りと、次のアクションを考えることができていました。
ドキドキの電話2
さて、前回伝え忘れてしまった訪問日時を、再度吉田さんに伝えるために電話をします。
生徒は、前日の反省を踏まえて何度か練習を行った上で、緊張した様子で電話をかけました。
しかし、なかなか繋がらない電話。
「じゃあ5分後にもう一回かけてみよう。」と話し、
5分経つと、生徒は息を整えてから再度携帯を耳に当てます。
「もしもし、、、」
今回は繋がりました。
名前と要件を伝え、日にち、時間、集合場所、住所をそれぞれメモをしながら相槌を打ちながら電話をします。
「はい。それでは失礼します。」
第一候補の日程でアポイントメントが取れました!!!
生徒に感想を聞くと
「緊張しました。さっきまで頭の中にあったものが全部消えちゃいました。」
とのこと。無事にアポイントメントが取れて何よりでした!
さいごに
生徒にとっては、初めてのアポイントメント取りで、「電話をかける」こと、さらに「日程を調整する」ことは、とても緊張したと思います。
今回、2人が電話をする様子を見て、練習では話せていたことが電話だと止まってしまう瞬間を見ました。初めてだからこそ練習通りに行かないことがあります。
しかし、今回実際にやってみたからこそ、「(ちょっと心配したかもしれないけれど)自分もできるんだ!!」と少しだけでも、生徒の自信に繋がったのではないかなと思います。
アポイントメント取りお疲れ様でした!
次回のnoteでは実際に見学を終えた生徒のインタビューを掲載予定です。お楽しみに!