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100周年記念品のパッケージデザインをつくろう!【前編】

県立石川高校は今年で100周年を迎えます👏
10月21日には、100周年式典も執り行われる予定です。

今回は2回にわたり、100周年に向けて準備をしている生徒の様子をお届けします!


地域の方々と協働で作った「りんどら」を100周年式典で!

昨年度、高校2年生の探究授業の中で、郷隆果樹園さんとお菓子のさかいさんにご協力をいただき、規格外のりんごを活用したどらやき「りんどら」を作りました。

その「りんどら」を100周年式典の参加者に配ろう!ということで、この企画が始動しました。
そして、この夏休み期間を利用して「りんどら」の商品開発を行っていたメンバーと美術部が集まり、100周年式典用のパッケージデザインを制作することとなりました!

担当の先生と一緒に、石川町高校魅力化コーディネーターもこの企画に携わり、栃木県那須町にて活動をするデザイナーの真柄さんと佐藤さんをお迎えして、パッケージデザインについてご指導いただきながらデザインを考えました。

デザイナーの真柄さん・佐藤さんを講師に迎え、デザイン制作がスタート!

パッケージデザインについて、考えを整理しよう!

まずは、「りんどら」について自分たちの考えを整理しました。

「どんな人に伝えたいか?」
「何を伝えたいか?」
「なぜそれを伝えたいか?」

特に、生徒たちが悩んでいたいのは、「どんな人に伝えたいか?」です。
どら焼きが好きそうなお年寄りに伝えたいけど、
そのお年寄りは、男性?女性?何歳くらい?どんな人?・・・

「どらやきだから、お年寄り向け?」「小さい子も食べるよね」と話し合いが進む

誰に伝えたいのかを明確にしないとよいデザインができない!ということも、今回の講座を通じて学ぶことができました。

次に、パッケージにどんな言葉を載せるかを考えます。
「りんどら」を手に取ってくれた人に、どのようなことを伝えると、魅力的に感じるかを整理してみると、

・県立石川高校の生徒が作ったことは載せたい!
・石川町で実施したことも載せたい!
・郷隆農園さんやお菓子のさかいさんとコラボしたことも載せたい!
・100周年であることも載せたい!
・幼い子どもから、お年寄りまで食べれるように小さめのどらやきにしたことも伝えたい!
・どらやきのあんが2種類あることも載せたい!

とたくさんの意見が出てきました。

デザイナーの真柄さんのアドバイスもいただきながら、一緒に「どれをパッケージに載せるか」を決めていきました。

生徒たちから「〜〜を載せたい!」とたくさん意見が出ました

パッケージデザインを描いてみよう!

「生徒たちは、デザインを描くことができるだろうか…」という先生方の心配とは裏腹に、生徒たちはどんどん思い思いにデザインを形にしていきました。

・県石生と農家さんが手を繋いでいるデザイン
・りんごとうぐいす(石川町の鳥)を組み合わせたデザイン
・りんごの木をモチーフにしたデザイン
・フォントにこだわったデザイン
などなど・・・

本当に個性豊かで素敵なデザインがたくさん出来上がりました。

黙々とデザインを描く生徒
周りに相談しながら、デザインを描く生徒

本講座の最後には、ひとりずつりんごを描きました。
このりんごは必ずパッケージデザインに入る予定です。

このデザイン案を真柄さんにまとめていただき、「みんなでつくった」パッケージデザインが出来上がる予定です。
みんなが思い思いに考えたデザインと、みんながひとりひとり描いたりんごがどのように組み合わさり、パッケージになるか、本当に楽しみです!

デザイン案の一部をご紹介!このデザイン案が今後どうひとつにまとまるのか、楽しみ!

2週間後に、再び集まり、デザインの確認をします。さらに、お菓子と一緒に同封するミニパンフレットを作り、「りんどら」ができた経緯などを書き添える準備を行います。

その様子は、【後半】にて紹介しますね!