１学期の実習も残り２回

　１学期も残り１カ月を切りました。３年生のキャリアステップⅡも回数を重ねて、夏休み前は今回を含めあと２回となりました。今回は、６月２２日の実習風景について、報告します。上の画像は、石川町内にあります東洋シャフト株式会社福島工場様での作業の様子です。この事業所ではシャフト、送りねじ、ナットなど精密機械部品の設計・製造を行っています。今年度は３年生２人が１年間お世話になっています。
　これまでの実習で、金属の素材に穴を開ける作業にやシャフトに空けた穴が規格に合っているか確認する作業などに従事しています。この日、Ｋさんは、引き続き、シャフトに穴を空ける作業に従事しました。ノギスの使い方が正確で上手だと社員の方より評価をいただいたようです。もう１人Mさんはレーザー光線による製品への刻印作業に従事させていただきました。

暑くなってきましたが

　愛恵自立支援センター様は軽作業などの就労訓練を行うことができる福祉サービスを提供しています。働くことに障害のある方がサポートを受けながら仕事や日中活動が出来ます。ここでも今年度３年生２人がお世話になっています。この日Ｓさんは、彼岸花の竹の加工の作業をしていましたた。休憩時間には利用者様にも積極的に声をかけているということです。もう１人Ｈさんは、休憩時間に利用者様を誘導して、お茶を飲ませていたようです。大変慣れてきて安心感があると高い評価を受けています。６月も下旬を迎え暑くなってきましたが、暑さに負けずにしっかりと実習に取り組む姿が見られます。

おもてなしの準備を心を込めて

　石川町にある猫啼温泉 式部のやかた 井筒屋様は、自然豊かな猫啼の地で四季の移ろいを感じながらゆっくりと流れる時間が日頃の疲れを癒し、ゆったりとくつろげる温泉宿です。平安中期の女流歌人「和泉式部」にまつわる伝説とともに、霊泉、名湯として県内外から多くのお客様がいらっしゃいます。ここで実習を行うＳさん。この日、午前中は前日の食事等の片付けや清掃に、午後は食事のセッティングや清掃に従事しました。ちょうど町内の中学校の職場体験の生徒と一緒だったため、後輩に教える場面も見られとのことです。裏方の仕事は、地味ですが多くのお客様にゆっくりと気持ちよく過ごしてただくために、大切な仕事です。黙々と、丁寧に取り組む姿が印象的でした。
　暑い時期に入り、体調管理が大切な時期になりました。実習といえども、欠勤はよいことではありません。しっかりと体調を整え、これからも実習に臨んでほしいと思います。１学期の実習も残すところ１回です。そのあとはには中間成果発表も待っています。ぜひ、有意義な体験学習を続けてほしいと願っています。