見出し画像

【高2地域創造探究】地域へ出る!(訪問編!)

高校2年生の地域創造探究では、生徒自身が設定したテーマに沿って探究を進めています。

それぞれのテーマで活動を進める生徒たちの中に、「養蜂に挑戦し、採取したハチミツを使って商品開発の生徒とコラボする」をテーマに活動している養蜂グループがあります。養蜂グループは、以前、実際に養蜂をしている吉田食品さんに話を伺うためにアポイントメントを取りました。
※ 吉田食品さんは、大正9年の創業から昔ながらの製造法にもとづき、無添加、完全手作りで「石川納豆」を作っていらっしゃる老舗です。昨年、ご来校いただいて直接お話を伺う機会があった際に、吉田食品の吉田さんが趣味で養蜂もされているという話がありました。

生徒たちがアポイントメントを取っている様子は、以下の記事で紹介しています!
▶️【高2地域創造探究】地域へ出る!(アポイントメント編!)

今回のnoteでは、養蜂グループが吉田食品さんに見学に行った際の様子を紹介します!


吉田食品さんへ訪問!

いよいよ、養蜂グループが吉田食品さんへ訪問をする日。
生徒たちは、事前に吉田さんに聞きたい質問を準備し、直接お話を伺えることを楽しみにしていました。一方で、地域の方を訪問することは初めての生徒たちは、どこか落ち着かない…。出発前の生徒たちは、期待と緊張が入り混じったような様子でした。

吉田食品さんの店舗に到着し、いよいよ生徒たちは吉田さんと対面しました。
早速、ニホンミツバチ養蜂についてお話を伺いました。

吉田さんに質問したり、メモを取っている様子

生徒たちは吉田さんからニホンミツバチ養蜂の巣箱の仕組みや蜂の飛行ルート、巣箱の設置場所についてなどを教えていただきました。
今回は、蜂が巣箱に入っていく様子は見ることはできませんでしたが、実際に巣箱などを見ることができた貴重な機会となりました。

実際の蜂の巣箱…!

訪問を通して印象に残ったこと

訪問を終えた養蜂グループの生徒に話を聞くと、「聞きたかったことは全部聞けた!」と嬉しそうでした。
その中でも「一番印象に残ったことはある?」と聞いたところ、「巣箱の設置環境が一番面白かった!」と話してくれました。

生徒によると巣箱の設置条件は2つあり、
 ① 朝日がよく入り、また、夕日も入る場所であること
 ② 巣箱の前は扉を開けられるよう、開かれた場所であること
この条件が揃うことで、蜂が巣箱に入っていくことを知ることができて、勉強になったと話してくれました。

インターネットである程度、養蜂のことは調べていた生徒たちですが、巣箱の大きさやどんな場所に設置されているのか、蜂の飛び方や巣箱の仕組みなど、実際の養蜂の様子を見ることで、自分たちが行いたい養蜂についてイメージが大幅に広がったようです。

巣箱に蜂が集まっている様子!

養蜂グループの今後の活動について

養蜂グループは今月末に再び、吉田食品さんへ訪問する予定です。

次回の訪問では、ハチミツが取れるかどうかを確認しに行きます。蜂は寒い時期にハチミツを多く蓄えるらしいので、たくさんのハチミツが取れるかもしれません…!

さらに、生徒たちは「セイヨウミツバチ養蜂も見学して、ニホンミツバチ養蜂との違いも知りたい!」と、別の養蜂の手法についても調べようとやる気満々です。

一方で、養蜂グループの中でひとつの課題が出てきました。
それは、養蜂をする際に、ハチミツが取れるようになるまでに”2年”くらいかかるということです。現在2年生の養蜂グループは、今から養蜂を初めても収穫が卒業後になってしまうことを懸念しています。
限られた時間の中で、どう自分たちの活動を進めていくか・・?
養蜂グループの今後の活動に注目です。

さいごに

養蜂グループの他にも、次々と生徒たちが地域の方へアポイントメントを取り、訪問をしています。

最初は、「知らない人に電話なんてできない…」「訪問とか、無理…」と言っていた生徒も、実際に電話でアポイントメントを取ると「できた!」と少し自信がついたような表情になります。そして、2回目のアポイントメントを取る際はもう少し余裕を持って、電話ができるようになっていました。

地域への訪問では、地域の方の説明を聞いたり、実物を見せてもらったり触らせてもらったりする中で、生徒たちは熱心にメモを取り、準備した質問またはその場で疑問に思ったことも質問できるようになっていました。

さらに、訪問を通して、「もっとこうしたらおもしろいかも!」「〇〇もやってみたい!」と自分の探究活動が明確になったり、幅が広がったりする生徒もいました。

まだ地域の人や施設に訪問ができていない生徒も、これから自分の探究テーマに合った場所へ伺えるように、わたしたちも生徒の活動を応援していきます。

さて、県立石川高校では、生徒たちが地域創造探究の活動の成果を発表する「中間発表」が11月中旬、「最終発表」が2月中旬に行われます。

生徒たちが、どのような発表をするのか、探究活動を通してどのような楽しいことや難しいことがあったのか、とても気になりますね。発表の日が楽しみです!

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!