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100周年記念品のパッケージデザインをつくろう!【後編】

県立石川高校は今年で100周年を迎えます👏
10月21日には、100周年式典も執り行われる予定です。

今回は2回にわたり、100周年に向けて準備をしている生徒の様子をお届けします!

▼前回の様子はこちらの記事をご覧ください!


パッケージデザインを完成させよう!

講師の真柄さんが、前回生徒たちが描いたりんごの絵やデザイン案をまとめ、パッケージデザインのひな形を作ってくださいました。

生徒たちのデザイン案がひとつにまとまった!

それを見た生徒たちは、
「すごいかわいい!」
「私の描いたりんごが載ってる!」
「わたしが描いたデザインだ!」
と、自分たちが考えたものがパッケージになって、感動!

今日はまず、真柄さんがまとめてくださったデザインについて、付け足したいものや修正したいものがあるかどうかを検討しました。

「それぞれのりんごの輪郭を濃くした方がよくない?」
「帯の色は、緑の方がいいかな?」
「りんどらの文字を緑で縁取りしてみたらどうかな?」

デザインをさらに良いものにしようと、生徒たちからたくさんの意見が出ました。
一方で、全てのアイディアを反映すると、ごちゃごちゃしたデザインになってしまうし、新しいものを入れると全体の雰囲気が違うものになってしまう・・・。
”自分たちは何をメインに伝えたいのか”に何度も立ち戻りながら、デザインの最終調整をしました。

真柄さんにアドバイスをもらいながら、デザインを完成させていきます


りんどらを説明するミニパンフレットをつくろう!

次に、このりんどらを食べてくれる人に、りんどらができた経緯や自分たちの思いを伝えるためのミニパンフレットを作成しました。

りんどらのことをより魅力的に伝えるためのキャッチコピーや、「なぜりんどらを作ったのか?」「りんどらに対する思い」などを文章にしていきます。

「みんなの思いが詰まったどらやき」
「B級品を一級品に!」
「ほっぺが落ちるほどおいしい」
「あんこがしっとり、りんごでさっぱり」
など、りんどらを手に取って食べたくなるようなキャッチコピーが出来上がりました。

次に「なぜりんどらを作ったのか?」を考えながら、これまでの自分たちの活動を振り返りました。

・廃棄されてしまうりんごを助けたい!という思いから、規格外のりんごを使った商品開発を考案したこと。
・子どもからお年寄りまで馴染みのあるものを作ろうと考えてどらやきにしたこと。
・商品開発は大変だったけどとても楽しかったこと。
・りんどらを食べて、「おいしい!」と言ってもらえて嬉しかったこと。

などなど、生徒たちの言葉を組み合わせて、ミニパンフレットに載せる文章を作っていきました。

社会を良い方向に進める仕事のひとつが、デザイン

全2回の講座の終わりに真柄さんから、「デザインで、社会を良い方向に進めることができる」というお話がありました。

みなさんが一度は見たことがあるトイレのマーク。
1964年の東京オリンピックの際、海外の人も「そこにトイレがあること」が分かるように、それまで「厠」など文字で表示したいたものを、マークに変えたそうです。こうして、誰が見ても「そこにトイレがあることが分かる」社会になりました。デザインは、人々の困っていることを解決できるのです。
「デザインだけでなく、みんなの好きなことを活かして、社会を少しでも良い方向に進められるようなことをぜひ見つけてください」と生徒たちへのメッセージをいただきました。

2回の講座を経て、生徒たちのアイディアが詰まったパッケージデザインとミニパンフレットが完成に近づきました。引き続き、デザイナーの真柄さんと一緒に最終調整を行っていきます。
完成した際には、noteにて紹介させていただきます!お楽しみに〜!


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